英国、仮想通貨の法的地位を明確化する新法案を議会へ提出

仮想通貨（暗号資産）は買いが優勢。ビットコイン（BTC）、イーサリアム（ETH）は共に上昇した。

11日に英国政府は、仮想通貨やNFT等を含むデジタル資産の財産について法的な地位を明確化する法案を議会に提出した。今回の法案はデジタル資産を保有する個人や企業を保護するためのものであり、これまでデジタル資産は財産法に含まれておらず、法的な対応はグレーゾーンであった。ハイディ・アレクサンダー法務大臣は、「進化する技術に法律も遅れず対応することが重要であり、今回の法案により、英国の法務業界は仮想通貨の世界的リーダーとしての地位を維持する」とコメントした。

なお、キール・スターマー首相は仮想通貨に対する姿勢はこれまで明言がなかったが、今回の法案を受けて、仮想通貨に前向きであることが示された。

日足チャート（BTCUSDT）

BTCUSDTを日足チャートで見ると、7日に54,000ドルのサポートラインで反発して上昇し、 21日移動平均線（SMA）に頭を抑えられる形で価格は推移している。200SMAはやや上昇傾向にあるものの、RSIは50付近であり、これまでの価格推移を見るに、未だレンジ相場は継続中である。

200SMAを上抜けする、21SMAが200SMAにゴールデンクロスするといったイベントが相場の転換点と言えるだろう。