2025年、グローバルに金融機関同士がSWIFTで仮想通貨運用の実証実験開始

2025年、グローバルに金融機関同士がSWIFTで仮想通貨運用の実証実験開始

2024.10.04

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2025年、グローバルに金融機関同士がSWIFTで仮想通貨運用の実証実験開始

相場概況

仮想通貨(暗号資産)は売りが優勢。ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)は共に下落した。

国際銀行間通信協会SWIFTは、2025年から北米、欧州、アジアの金融機関同士で仮想通貨や法定通貨の取引について、相互運用性の実現を検証する実証実験を行うことを発表した。 134カ国が中央銀行デジタル通貨(CBDC)の導入を検討しており、現実資産のトークン化市場が2030年には16兆ドルに達すると市場成長が見込まれている。一方で、発行された仮想通貨同士が相互には接続しておらず、発行しても孤立し合っているためグローバルな活用ができないという問題が浮上していることが、今回の実験の背景だ。

SWIFTのトム・ツシャック最高イノベーション責任者は、仮想通貨同士のみならず、既存の法定通貨との相互運用性を確保し、共存することが重要であるとコメントしている。

チャート分析

4時間足チャート(BTCUSDT)

チャート分析

BTCUSDTを4時間足チャートで見ると、9月30日から価格は下落し、200移動平均線(SMA)をサポートラインに推移している。現在は価格に方向感は無く、RSIは売られ気味で21SMAは下落傾向にある。

21SMAが200SMAにデッドクロスするか、価格が200SMAを下回るかが実現されると、下落トレンドに入る可能性もあり、直近の価格の動向には注意が必要だ。

今後の主な経済指標

  1. 4日 21:30【米国】失業率
  2. 4日 21:30【米国】非農業部門雇用者数(NFP)(前月比)
富坂 昇(とみさか・のぼる)
富坂 昇(とみさか・のぼる)

著者:富坂 昇(とみさか・のぼる)

著者:富坂 昇(とみさか・のぼる)

数理モデルに基づくゲノム解析の研究からプライベート・エクイティ・ファンドの運営に携わった後、独立。デリバティブ取引とオプション取引で得た知見を基に、暗号資産取引における分散と確率、標準偏差に依拠した独自のトレード手法を確立する。現在のテーマは「アルトコインとミームコインの相克」。