BTCバブル再来か?上昇は継続し、89,000ドルを突破

BTCバブル再来か?上昇は継続し、89,000ドルを突破

2024.11.12

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BTCバブル再来か?上昇は継続し、89,000ドルを突破

相場概況

仮想通貨(暗号資産)は買いが優勢。ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)は共に上昇した。

11日に80,000ドルを突破したばかりのBTCが12日に89,560ドルとさらに継続して上昇した。1週間でみるとほぼ30%もの上昇となっている。複数の上昇要因があり、列挙すると、ドナルド・トランプ氏の米大統領当選、米上院下院共に共和党過半数獲得でトリプルレッドの見通し、マイクロストラテジーの過去最高のBTC買い増し、ブラックロックBTC買いまし現物ETFに45億ドルの流入がある。さらに、BTCは今年の4月に半減期を迎えてから半年以上が経過した。採掘量が減ったことにより、BTCの供給量は不足している状況で、これだけの需要要因が重なり、価格が上昇していると考えられる。

歴史的にもBTCの半減期で高騰が起きており、今回の上昇はバブルの再来を予感させている。

チャート分析

4時間足チャート(BTCUSDT)

チャート分析

BTCUSDTを4時間足チャートで見ると、相場概況で触れたように、継続して価格は上昇して89,000ドルに到達し、現在は88,000ドル付近で価格の推移は落ち着いている。RSIを見ると、6日から買いの過熱が継続している。通常であれば、買われ過ぎであるため、下落の予測判断になるが、現状では判断材料とはならない。

一旦上昇は落ち着いたが、ここから価格がどのように推移していくか興味深いところだ。

今後の主な経済指標

  1. 12日 19:00【ユーロ圏】ZEW景況感指数
  2. 13日 19:00【ユーロ圏】ユーロ圏鉱工業生産指数(前年比)
富坂 昇(とみさか・のぼる)
富坂 昇(とみさか・のぼる)

著者:富坂 昇(とみさか・のぼる)

著者:富坂 昇(とみさか・のぼる)

数理モデルに基づくゲノム解析の研究からプライベート・エクイティ・ファンドの運営に携わった後、独立。デリバティブ取引とオプション取引で得た知見を基に、暗号資産取引における分散と確率、標準偏差に依拠した独自のトレード手法を確立する。現在のテーマは「アルトコインとミームコインの相克」。