ステーブルコインの供給量が1週間で50億ドル拡大

ステーブルコインの供給量が1週間で50億ドル拡大

2024.11.13

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ステーブルコインの供給量が1週間で50億ドル拡大

相場概況

仮想通貨(暗号資産)は買いが優勢。ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)は共に下落した。

直近1週間でステーブルコインの供給量が50億ドル拡大した。ドナルド・トランプ氏が米大統領に当選したことを受け、仮想通貨の需要が高まったことが影響している。ステーブルコインは、仮想通貨の外部資産である米ドルと価格が連動しており、代表的な銘柄としてUSDTやUSDCがある。主に仮想通貨を購入するための準備金として、現金をステーブルコインに変換することが多い。そのため、ステーブルコインの供給量の増加は、仮想通貨への投資意欲が高まってきていることを示す。

現在、トランプ氏はSECの委員長や財務長官候補を検討しているが、候補に上がる人物はいずれも仮想通貨には有効的な考えを持っている。中長期的に見て、これからの仮想通貨市場の成長が期待できそうだ。

チャート分析

4時間足チャート(BTCUSDT)

チャート分析

BTCUSDTを4時間足チャートで見ると、価格の上昇は落ち着き、86,000〜87,000ドルでサポートラインを形成し始めた。RSIも連日70以上であったが、現在は65付近となり、まだ買われ過ぎではあるが落ち着きを見せ始めた。21移動平均線(SMA)、200SMAは上昇傾向にあり、ファンダメンタル的にも中長期的には上昇する要因が多い。

上昇が落ち着き、価格が底打ったタイミングが絶好の仕込み時である。

今後の主な経済指標

  1. 13日 22:30【米国】消費者物価指数(CPI)(前年比)
富坂 昇(とみさか・のぼる)
富坂 昇(とみさか・のぼる)

著者:富坂 昇(とみさか・のぼる)

著者:富坂 昇(とみさか・のぼる)

数理モデルに基づくゲノム解析の研究からプライベート・エクイティ・ファンドの運営に携わった後、独立。デリバティブ取引とオプション取引で得た知見を基に、暗号資産取引における分散と確率、標準偏差に依拠した独自のトレード手法を確立する。現在のテーマは「アルトコインとミームコインの相克」。