韓国大統領が戒厳令を発表したが撤回を発表し、相場は回復

韓国大統領が戒厳令を発表したが撤回を発表し、相場は回復

2024.12.04

韓国大統領が戒厳令を発表したが撤回を発表し、相場は回復

相場概況

仮想通貨(暗号資産)は買いが優勢。ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)は共に上昇した。

韓国のユン・ソンニョル大統領が非常事態戒厳令を発令した影響で、韓国の主要仮想通貨取引所ではBTC等の価格が30%下落した。6時間以内に戒厳令を撤回したことで、韓国の腫瘍仮想通貨取引所では一時的にBTCやETH、XRPは30%近くの下落を記録したが、仮想通貨市場は回復している。ユン氏は戒厳令の理由について、北朝鮮の脅威や反国家的勢力の排除を挙げ、国民の自由と安全を守るための措置と説明した。しかし、この突然の宣言は国内外で波紋を呼び、過半数以上の議員が反対して、戒厳令は撤回となった。

ホワイトハウスは「韓国国会の意思を尊重し、戒厳令を撤回したことを歓迎する」と声明を発表した。

チャート分析

4時間足チャート(BTCUSDT)

チャート分析

BTCUSDTを4時間足チャートで見ると、21期間移動平均線(SMA)を中心に価格は推移していて、RSIも50付近で方向感はなく横ばいとなっている。200SMAは上昇傾向にあるため、中長期的には上昇することが期待できる。現状のレンジ相場では91,800ドル付近に見えるサポートラインに接触時は下落トレンドに入る可能性もあるため、注意したい。

今後の主な経済指標

  1. 4日 22:15【米国】ADP雇用者数(前月比)
  2. 5日 0:00【米国】ISM非製造業景気指数
富坂 昇(とみさか・のぼる)
富坂 昇(とみさか・のぼる)

著者:富坂 昇(とみさか・のぼる)

著者:富坂 昇(とみさか・のぼる)

数理モデルに基づくゲノム解析の研究からプライベート・エクイティ・ファンドの運営に携わった後、独立。デリバティブ取引とオプション取引で得た知見を基に、暗号資産取引における分散と確率、標準偏差に依拠した独自のトレード手法を確立する。現在のテーマは「アルトコインとミームコインの相克」。