マイナンバーカードを活用したWeb3サービスの開発が進む

マイナンバーカードを活用したWeb3サービスの開発が進む

2024.12.10

マイナンバーカードを活用したWeb3サービスの開発が進む

相場概況

仮想通貨(暗号資産)は売りが優勢。ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)は共に下落した。

a42x株式会社は、マイナンバーカードを活用した仮想通貨やNFTの管理・送金が可能な「マイナウォレット」を開発し、さらに「マイナコイン」の商標を出願した。マイナウォレットは、Web3サービスへのアクセスを簡素化するデジタルウォレットで、新潟県長岡市での実証実験も進行中。平将明デジタル大臣がステーブルコインのタッチ決済を体験するなど、国内でも注目を集めている。

マイナコインの詳細は不明だが、独自トークンの発行や地域経済連携、仮想通貨との相互運用性を持つ決済手段としての展開が推測される。a42x社はイーサリアム財団の助成プログラムに採択されており、「1億人のマイナンバーカード保有者がデジタル資産に安全にアクセスできるWeb3ウォレット」を目指している。

チャート分析

4時間足チャート(BTCUSDT)

チャート分析

BTCUSDTを4時間足チャートで見ると、価格は下落して21期間移動平均線(SMA)を下回り、97,100ドル付近に落ち着いている。RSIも40付近で売り圧が強めであることが示唆されている。

200SMAまで下落するか、再度21SMAを上抜けできるかが注目のポイントだ。

今後の主な経済指標

  1. 11日 22:30【米国】消費者物価指数(CPI)(前年比)
  2. 12日 0:30【米国】原油在庫(前週比)
富坂 昇(とみさか・のぼる)
富坂 昇(とみさか・のぼる)

著者:富坂 昇(とみさか・のぼる)

著者:富坂 昇(とみさか・のぼる)

数理モデルに基づくゲノム解析の研究からプライベート・エクイティ・ファンドの運営に携わった後、独立。デリバティブ取引とオプション取引で得た知見を基に、暗号資産取引における分散と確率、標準偏差に依拠した独自のトレード手法を確立する。現在のテーマは「アルトコインとミームコインの相克」。