2024.12.11
仮想通貨(暗号資産)は売りが優勢。ビットコイン(BTC)は上昇、イーサリアム(ETH)は下落した。
量子コンピューターの進化が、ビットコイン初期の取引フォーマット「P2PK」の脆弱性を浮き彫りにし、サトシ・ナカモトの保有する100万BTCの安全性に懸念が高まっている。BTCの初期の取引フォーマットである「Pay-to-Public-Key(P2PK)」は、公開鍵が露出する形式であり、量子コンピューターが進化すれば秘密鍵が導き出されるリスクがあるからだ。現行の「P2PKH」では公開鍵がハッシュ化され、安全性が大幅に向上している。
コミュニティではサトシのコインを凍結すべきかという議論が活発化しているが、凍結はビットコインの不変性や非中央集権性に反するとして反対の声も根強い。
日足チャート(BTCUSDT)
BTCUSDTを日足チャートで見ると、11月28日頃から価格は97,000ドル付近で横ばいとなり、現在は21期間移動平均線(SMA)と接触している。RSIは買い圧が強めを示唆しているが、200SMAは横ばいであり、直近は上昇は見込めないだろう。
21SMAをさらに下回った場合は、一時的ではあるが、下落相場となる可能性もある。下落すれば、今後上昇が期待できるBTCの買い時と見ることもできそうだ。