トランプ氏、仮想通貨戦略で米国のリーダーシップを強調

仮想通貨（暗号資産）は買いが優勢。ビットコイン（BTC）、イーサリアム（ETH）は共に下落した。

12日、トランプ次期大統領はアメリカが仮想通貨業界で世界的リーダーシップを確立するため、戦略的ビットコイン準備金を取り入れる必要があると述べた。テレビのインタビューで中国を筆頭とする他国が仮想通貨に熱心に取り組む中、アメリカがこの分野でのリーダーになることが重要だと発言。さらに、人工知能（AI）分野においても世界一を目指す姿勢を示し、AIインフラの拡大や電力供給の増強を掲げた。トランプ氏は「我々は仮想通貨で偉大なことを成し遂げる」という発言にもあるように、単純に経済的な側面を超えて、国際的な技術覇権をアメリカが握ることを目指している。

現在、トランプ氏は新政権に向けて、各要所の人物を選任しているところで、米商品先物取引委員会にはa16zクリプトのブライアン・クインテン氏と仮想通貨に友好的な人物が最有力候補に上がっている。

日足チャート（AAVEUSDT）

AAVEUSDTを日足チャートで見ると、11月末から価格は上昇し始め12月11日からは更に急上昇している。これはトランプ氏が主導するDeFiプロジェクトのWLFIがAAVEとLINKを大量購入したことが要因と考えられる。RSIは買いが加熱しており上昇トレンド時の傾向を示している。

200期間移動平均線（SMA）はまだ横ばいであり、今回の上昇トレンドに継続性があるかどうかはこれからの動向に注目していきたい。