2024.12.18
仮想通貨(暗号資産)は買いが優勢。ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)は共に上昇した。
米上院銀行委員会は、仮想通貨反対派のキャロライン・クレンショーSEC委員の再任投票を見送った。これによりクレンショー氏が退任する可能性が高まり、SEC内で仮想通貨肯定派が過半数を占める新体制への移行が進む見通しだ。
SECは委員長含め5名で構成されるが、トランプ次期大統領がSEC委員長に指名したポール・アトキンス氏を始めとして3名は仮想通貨肯定派となっている。超党派の構成を維持するため、残り2名は民主党から選出される予定だ。
また、トランプ氏はAI・仮想通貨特命官ポストを新設し、デビッド・サックス氏を任命。米国政府のビットコイン保有構想と併せ、仮想通貨の成長とイノベーションの新時代を目指す動きが加速している。
4時間足チャート(BTCUSDT)
BTCUSDTを4時間足チャートで見ると、価格は下落し、21期間移動平均線(SMA)を下抜けし、RSIも50を下回り売りが強くなっていることがわかる。要因としては、19日に開催されるFOMCでの米国政策金利の発表を警戒していることが考えられる。
現状、相場の方向感の判断は難しい。19日のFOMC後に状況を確認すると良いだろう。