2024.12.19
仮想通貨(暗号資産)は売りが優勢。ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)は共に下落した。
元BitMEX CEOのアーサー・ヘイズ氏は、トランプ次期大統領の就任式前後に仮想通貨市場が大暴落する可能性を指摘した。現在の価格上昇は投資家の過剰な期待によるもので、政策の現実とのギャップが急落を引き起こすとのこと。ヘイズ氏は、トランプ政権が仮想通貨政策を迅速に実現するのは難しく、実質的な政策変更の猶予は1年程度と分析。また、ビットコイン準備金案も大きく進展することは厳しいと見ている。
それでもヘイズ氏は、仮想通貨の長期的な強気姿勢を維持。中国の投資家がビットコインETFにアクセスする動きや、EU政府の仮想通貨購入が市場の新たな柱となる可能性を示唆した。
4時間足チャート(BTCUSDT)
BTCUSDTを4時間足チャートで見ると、価格は下落し、一時期は10万ドルを下回った。RSIは売られ過ぎを示唆しており、20期間移動平均線(SMA)がサポートラインとして機能し、下落は落ち着いている。今回の下落要因は、連邦公開市場委員会(FOMC)で金利は予想通り先月よりも下がったが、今後の経済見通しで2025年の利下げ回数が4回から2回へと減少する見込みとが発表されたことが考えられる。
しかし、200SMAは上向きであり、中長期的には上昇していくことが予想される。