2024年仮想通貨カテゴリ、ミームコインが首位

2024年仮想通貨カテゴリ、ミームコインが首位

2024.12.26

2024年仮想通貨カテゴリ、ミームコインが首位

相場概況

仮想通貨(暗号資産)は買いが優勢。ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)は共に上昇した。

CoinGeckoが発表した2024年の仮想通貨カテゴリランキングで、ミームコインが全体のトラフィックの30.67%を占め、1位であった。ミームコイン全般が14%で首位となり、ソラナ系ミームコインやAIミームコインも上位にランクインしている。

2位にはAI関連カテゴリが入り、オンチェーン取引や価格予測を行うAIエージェントが注目を浴びた。3位にはRWA(現実資産)トークンがランクインし、昨年の6位から順位を上げた。また、DePIN(分散型物理インフラネットワーク)も13位から8位に上昇し、トークンエコノミーを活用した新たなインフラ構築が期待されている。

ソラナ関連カテゴリも全体の14.3%の注目を集めたが、その半分以上がミームコイン関連だった。仮想通貨市場はミームコイン、AI、RWAが牽引し、新たな成長が期待される。

チャート分析

日足チャート(BTCUSDT)

チャート分析

BTCUSDTを日足チャートで見ると、21日期間移動平均線(SMA)をサポートラインに推移していたが、19日から下回り、25日に上昇するも21SMAに頭を抑えられた。RSIは50付近であり、相場の方向感はない。

しばらくは、98,000ドルや21SMAを中心としたレンジ相場が継続しそうだ。

今後の主な経済指標

  1. 26日 22:30【米国】新規失業保険申請件数
  2. 27日 8:30【日本】完全失業率
富坂 昇(とみさか・のぼる)
富坂 昇(とみさか・のぼる)

著者:富坂 昇(とみさか・のぼる)

著者:富坂 昇(とみさか・のぼる)

数理モデルに基づくゲノム解析の研究からプライベート・エクイティ・ファンドの運営に携わった後、独立。デリバティブ取引とオプション取引で得た知見を基に、暗号資産取引における分散と確率、標準偏差に依拠した独自のトレード手法を確立する。現在のテーマは「アルトコインとミームコインの相克」。