トランプ政権が追い風、リップル社に新たな成長機会

トランプ政権が追い風、リップル社に新たな成長機会

2025.01.06

トランプ政権が追い風、リップル社に新たな成長機会

相場概況

仮想通貨(暗号資産)は買いが優勢。ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)は共に上昇した。

米リップル社のブラッド・ガーリングハウスCEOはSNSで、トランプ次期大統領の当選以降、リップル(XRP)の成長が加速していると発表した。トランプ勝利後の6週間で、米国内での新規契約数が過去6カ月間を上回ったことを明かし、米国市場での事業拡大に手応えを感じているという。現在、リップル社の採用ポジションの75%が米国拠点に集中しており、海外採用中心だった過去4年間からの転換が見られる。

さらに、トランプ新政権の人事による仮想通貨産業への影響にも注目が集まる。 特に、SECがXRPに対して行っている訴訟の動向については、訴訟取下げや和解の可能性が市場の関心を集めている。

チャート分析

4時間足チャート(BTCUSDT)

チャート分析

BTCUSDTを4時間足チャートで見ると、200期間移動平均線(SMA)付近で推移していたが、上抜けした。RSIは70付近、21SMAが200SMAにゴールデンクロス間近となっており、上昇トレンド入りを期待できる状況だ。

21SMAが200SMAを上抜けするまでは方向性は明確ではないため、まだ上昇と判断することは控えた方が良いだろう。

今後の主な経済指標

  1. 7日 8:00【米国】製造業新規受注(前月比)
富坂 昇(とみさか・のぼる)
富坂 昇(とみさか・のぼる)

著者:富坂 昇(とみさか・のぼる)

著者:富坂 昇(とみさか・のぼる)

数理モデルに基づくゲノム解析の研究からプライベート・エクイティ・ファンドの運営に携わった後、独立。デリバティブ取引とオプション取引で得た知見を基に、暗号資産取引における分散と確率、標準偏差に依拠した独自のトレード手法を確立する。現在のテーマは「アルトコインとミームコインの相克」。