メタプラネット、2025年末までに1万BTC保有を目指す

メタプラネット、2025年末までに1万BTC保有を目指す

2025.01.07

メタプラネット、2025年末までに1万BTC保有を目指す

相場概況

仮想通貨(暗号資産)は買いが優勢。ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)は共に上昇した。

国内上場企業メタプラネットのサイモン・ゲロヴィッチ社長は、2025年末までにビットコイン(BTC)保有量を現在の1,761.98BTCから1万BTCに増やす目標を発表した。効率的な資金調達を通じて、保有量を5倍以上に拡大する計画で、日本と世界での影響力を高める方針だ。

同社は円安やマイナス金利政策を背景に2024年からBTCトレジャリー戦略を強化し、資金調達を活用してBTC購入を継続。先月には社債で調達した95億円で619.7BTCを追加購入した。株価は前年比2,000%以上の上昇を記録し、戦略が市場で高く評価されている。2025年は、BTC普及や株主価値向上に向けた取り組みがさらに注目される。

チャート分析

4時間足チャート(BTCUSDT)

チャート分析

BTCUSDTを4時間足チャートで見ると、6日に急上昇し10万ドルを突破して、前日比2.34%の上昇を記録した。同時に、21期間移動平均線(SMA)が200SMAにゴールデンクロス、RSIは買われすぎを示しており、上昇トレンドを示唆している。

現在は10万1,700ドル付近で横ばいとなっている。直近の動向に注目していきたい。

今後の主な経済指標

  1. 7日 19:00【ユーロ圏】失業率
  2. 7日 22:30【米国】貿易収支
富坂 昇(とみさか・のぼる)
富坂 昇(とみさか・のぼる)

著者:富坂 昇(とみさか・のぼる)

著者:富坂 昇(とみさか・のぼる)

数理モデルに基づくゲノム解析の研究からプライベート・エクイティ・ファンドの運営に携わった後、独立。デリバティブ取引とオプション取引で得た知見を基に、暗号資産取引における分散と確率、標準偏差に依拠した独自のトレード手法を確立する。現在のテーマは「アルトコインとミームコインの相克」。