イタリア大手銀行、BTCをテスト購入

イタリア大手銀行、BTCをテスト購入

2025.01.15

イタリア大手銀行、BTCをテスト購入

相場概況

仮想通貨(暗号資産)は買いが優勢。ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)は共に上昇した。

イタリアの大手銀行「インテーザ・サンパオロ」が100万ユーロ(約1.6億円)相当のBTCをテスト購入していたことが報じられた。同社CEOは、顧客の需要に備えた試験的な購入であり、「BTC市場のプレイヤーになる計画はない」と強調した。現地報道によれば、同社は現在11BTCを保有している。

インテーザ・サンパオロは2023年から仮想通貨の現物取引や先物、オプション取引を展開しており、今回の購入はその延長線上とされる。一方で、同社が仮想通貨購入を本格的に進める可能性は低いと見られている。

トランプ次期大統領が仮想通貨支持派であることや、米国のBTC備蓄計画への注目が高まる中、国家や企業による仮想通貨の保有が世界的に注目されている。

チャート分析

日足チャート(XRPUSDT)

チャート分析

XRPUSDTを日足チャートで見ると、14、15日と連日価格が上昇し、12月頭の最高値をわずかに上回り、2.83ドル付近で推移している。RSIは70付近に上昇し、買われ過ぎを示唆しているが、上昇トレンドに入る場合、変われすぎが継続することがあり、トレンド入りの予兆とも考えられる。

200日期間移動平均線(SMA)は上昇傾向にあり、長期的にも上昇が期待できそうだ。

今後の主な経済指標

  1. 15日 19:00【ユーロ圏】鉱工業生産指数(前年比)
  2. 15日 22:30【米国】生産者物価指数(PPI)(前年比)
富坂 昇(とみさか・のぼる)
富坂 昇(とみさか・のぼる)

著者:富坂 昇(とみさか・のぼる)

著者:富坂 昇(とみさか・のぼる)

数理モデルに基づくゲノム解析の研究からプライベート・エクイティ・ファンドの運営に携わった後、独立。デリバティブ取引とオプション取引で得た知見を基に、暗号資産取引における分散と確率、標準偏差に依拠した独自のトレード手法を確立する。現在のテーマは「アルトコインとミームコインの相克」。