2025.01.23
仮想通貨(暗号資産)は売りが優勢。ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)は共に下落した。
米下院金融サービス委員会のマキシン・ウォーターズ議員は、トランプ大統領夫妻が発行したミームコインTRUMPについて、国家安全保障と利益相反の懸念を招くと批判した。ロシアや中国といった敵対勢力が匿名で資金を提供できる可能性を指摘し、購入者の透明性の欠如に言及している。
仮想通貨業界からはミームコインを「安っぽい、馬鹿げている」と否定する声がある一方で、「仮想通貨の遊び心を体現する、政策の寛容化を象徴する」と評価する意見も出ており、意見は賛否両論に分かれている。
また、大統領がミームコインに直接関与することで、仮想通貨政策の正当性が損なわれる可能性を懸念する声も根強い。
4時間足チャート(BTCUSDT)
BTCUSDTを4時間足チャートで見ると、トランプ氏が大統領に就任してから、ミームコインTRUMPの発行で一時的に市場は盛り上がったが、以降は下落が続いている。価格は21期間移動平均線(SMA)を下回った。200SMAは横ばいでRSIは44付近であり、直近の動向を見ても、10万2,000ドルをサポートラインにレンジ相場ができ始めている様子が伺える。
現在、トランプ氏は続々と大統領令を出しており、内容次第では相場に影響を与えることが見込まれる。