X（旧ツイッター）、Visaと提携し「X Money Account」を年内提供へーデジタルウォレット事業に本格参入

仮想通貨（暗号資産）は売りが優勢。ビットコイン（BTC）、イーサリアム（ETH）は共に下落した。

イーロン・マスク氏率いるX（旧ツイッター）は、Visaと提携し、新たなデジタルウォレットサービス「X Money Account」を年内に提供すると発表した。リンダ・ヤッカリーノCEOが29日に明らかにし、資金のチャージ、銀行口座への送金、個人間送金などの機能を備えることに触れた。

サービス開始は第1四半期を予定し、まずはPayPalやStripeといった決済手段に対応。マスク氏が目指す中国のWeChat（微信）に匹敵するスーパーアプリ化の一環とされる。Visaはこれまでもデジタルウォレットの普及を支援している。

仮想通貨関連の機能については、ビットコインやドージコイン（DOGE）決済の追加が期待されるが、現時点では具体的な計画は発表されていない。

日足チャート（BTCUSDT）

BTCUSDTを日足チャートで見ると、昨年12月からは継続して方向感のない相場が続いていることがわかる。21日期間移動平均線（SMA）を下回りそうになっているが、これまでにも21SMAの上下を行き来しているため相場の判断に大きな影響はないだろう。

200SMAは上向きであり、中長期的には上昇傾向にある。30日早朝のFRB政策金利発表の結果に注目したい。