2025.02.04
仮想通貨(暗号資産)は買いが優勢。ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)は共に上昇した。
米国のドナルド・トランプ大統領は、カナダおよびメキシコへの関税案を交渉の進展を理由に一時凍結することを決定し、これを受けて仮想通貨市場が急反発した。2月3日、カナダのジャスティン・トルドー首相はトランプ氏との電話会談後、関税適用を最低30日間停止することで合意したとX上で発表。カナダは米国との連携強化として、13億ドル規模の国境対策や違法薬物フェンタニル対策、麻薬カルテルのテロ組織指定、追加の人員とヘリコプター配備などを実施する予定だ。
同日、メキシコのクラウディア・シェインバウム大統領も、トランプ氏との合意により関税措置を1カ月間停止すると発表し、両国は国境管理の強化に取り組むこととなった。
4時間足チャート(BTCUSDT)
BTCUSDTを4時間足チャートで見ると、相場概況で触れたように、下落が続いていたが、大幅に反発し、現在は下落して21期間移動平均線(SMA)下げ止まりしている。RSIは50付近で、21SMA・200SMA・現在価格が入り乱れており、現在の相場環境は不透明さが増している。
トランプ氏の発言は良くも悪くも今後も相場に影響を与える。トレーダーとして、チャートの確認に加えてトランプ氏の発言にも注意していきたい。