2025.02.14
仮想通貨(暗号資産)は買いが優勢。ビットコイン(BTC)は上昇、イーサリアム(ETH)は下落した。
マスターカードはSECに提出した年間報告書で、ブロックチェーン技術や仮想通貨事業の進捗を報告した。同社の取引の約30%がデジタルトークンで行われており、カードを使用して購入した仮想通貨はマスターカードが使える店舗であれば、そのまま決済に使用できる。 2024年12月にはMetaMaskと提携し、仮想通貨決済カードの試験運用を開始した。
また、報告書ではステーブルコインが決済市場の競争相手として台頭していると指摘。トランプ政権下で仮想通貨規制の整備が進む中、下院ではフレンチ・ヒル委員長がステーブルコインの規制案を発表し、米ドルの優位性を強化する方針を示している。上院でもビル・ハガティ議員が規制枠組みを整える法案を提出するなど、業界の成長に向けた動きが加速している。
4時間足チャート(BNBUSDT)
BNBUSDTを4時間足チャートで見ると、連日の上昇から一時下落に転じたが、200期間移動平均線(SMA)で反発し、持ちこたえた。21SMAが200SMAと接触し、このまま上抜けすればゴールデンクロスとなる。今回の上昇要因として、BNBの発行元であるバイナンス社とSECとの訴訟が一時停止となったことが考えられる。
SECは他にもリップル社との訴訟を始めとして態度を軟化させ始めており、今後の仮想通貨市場の追い風となることを期待したい。