Ondo Financeが提携し、マスターカードで米国債ファンド提供

Ondo Financeが提携し、マスターカードで米国債ファンド提供

2025.02.27

Ondo Financeが提携し、マスターカードで米国債ファンド提供

相場概況

仮想通貨(暗号資産)は売りが優勢。ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)は共に下落した。

Ondo Financeは4日、同社の短期米国政府債ファンド(OUSG)が、マスターカードのマルチトークンネットワーク(MTN)で提供されると発表。MTNにRWAトークンが導入されるのは初めての事例となる。 OUSGの追加により、企業はパブリックブロックチェーン上で直接アクセスし、既存の金融サービスを通じた決済が可能になる。OUSGは主に短期米国債に投資し、24時間申し込み・償還が可能で、年換算利回りは4.3%となっている。

マスターカードは仮想通貨事業を強化しており、取引の約30%がデジタルトークンによるものと報告。今後、さらなるブロックチェーン技術の活用が期待される。

チャート分析

4時間足チャート(BTCUSDT)

チャート分析

BTCUSDTを4時間足チャートで見ると、トランプ米大統領がEU製品の輸入に25%の関税を課す方針を発表した影響で、連日となる下落を記録した。一時は82,000ドルを下回っていたが、現在は反発して、86,000ドルまで回復している。連日の下落の影響で21期間移動平均線(SMA)は完全に下落しており、RSIも売られ過ぎが続いている。

昨日も価格は回復したかに見えたが、下落した。米国の動向が価格に与える影響は大きい。

今後の主な経済指標

  1. 27日 22:30【米国】実質GDP(前期比年率)(改定)
  2. 27日 22:30【米国】耐久財受注(前月比)(速報)
富坂 昇(とみさか・のぼる)
富坂 昇(とみさか・のぼる)

著者:富坂 昇(とみさか・のぼる)

著者:富坂 昇(とみさか・のぼる)

数理モデルに基づくゲノム解析の研究からプライベート・エクイティ・ファンドの運営に携わった後、独立。デリバティブ取引とオプション取引で得た知見を基に、暗号資産取引における分散と確率、標準偏差に依拠した独自のトレード手法を確立する。現在のテーマは「アルトコインとミームコインの相克」。