ユニスワップ、仮想通貨の現金化機能を導入 銀行口座への直接入金が可能に

ユニスワップ、仮想通貨の現金化機能を導入 銀行口座への直接入金が可能に

2025.02.28

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ユニスワップ、仮想通貨の現金化機能を導入 銀行口座への直接入金が可能に

相場概況

仮想通貨(暗号資産)は売りが優勢。ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)は共に下落した。

分散型取引所(DEX)のユニスワップは27日、ロビンフッドやMoonpay、Transakと提携し、仮想通貨を売却後に直接銀行口座へ現金を入金できる機能を導入した。これまでの複雑な手続きを省略し、180か国以上で利用可能。iOSとAndroidアプリで先行提供され、今後ウェブ版にも展開予定。

また、ユニスワップは今月、新バージョン「V4」を公開し、流動性プールの運用コストを99.99%削減。独自L2チェーン「Unichain」もメインネットを立ち上げ、安価かつ迅速なDeFiサービスの提供を目指す。さらに、米SECがユニスワップへの調査を終了し、規制面での安定化が進んでいる。

チャート分析

日足チャート(BTCUSDT)

チャート分析

BTCUSDTを日足チャートで見ると、80,000ドルを下回り、記録的な下落が続いている。 21日期間移動平均線(SMA)付近で推移していたが、200SMAを下回った。200SMAがサポートとして機能しない場合、次の下落ポイントはどこになるか検討もつかない状況だ。

一方で、スタンダード・チャータード銀行の予測では、トランプ大統領就任中に50万ドルまで上昇するとも見立てている。目先では下落の影響を与えるトランプ氏の施策も、長期的にはプラスになることを期待したい。

今後の主な経済指標

  1. 28日 22:30【米国】個人所得(前月比)
  2. 28日 22:30【米国】PCEコアデフレータ(前年比)
富坂 昇(とみさか・のぼる)
富坂 昇(とみさか・のぼる)

著者:富坂 昇(とみさか・のぼる)

著者:富坂 昇(とみさか・のぼる)

数理モデルに基づくゲノム解析の研究からプライベート・エクイティ・ファンドの運営に携わった後、独立。デリバティブ取引とオプション取引で得た知見を基に、暗号資産取引における分散と確率、標準偏差に依拠した独自のトレード手法を確立する。現在のテーマは「アルトコインとミームコインの相克」。