トランプ政権、仮想通貨への沈黙 戦略的判断か

仮想通貨（暗号資産）は買いが優勢。ビットコイン（BTC）、イーサリアム（ETH）は共に上昇した。

トランプ大統領は一般教書演説で仮想通貨に触れなかったが、TD Cowenはこれを戦略的判断と分析。共和党がステーブルコイン法案で民主党の支持を得る交渉を進める中、大統領の介入が議論を複雑化する可能性があると指摘した。一方、トランプ政権は今週初の仮想通貨サミットを開催予定で、業界リーダーとともに米国の仮想通貨準備金の詳細を議論するとみられる。

また、ルトニック商務長官はトランプ大統領がビットコインを中心とした仮想通貨戦略を検討していることを示唆。他の銘柄にも前向きな姿勢を見せつつ、ビットコインに特別な地位を与える可能性があると述べた。これらの動きが今後の仮想通貨政策にどのような影響を与えるのか、業界の注目が集まっている。

日足チャート（BTCUSDT）

BTCUSDTを日足チャートで見ると、激しい値動きをしながらも上昇し、21日期間移動平均線（SMA）に到達した。価格が激しく上下していたが、中期的な値動きで見ると緩やかな下落傾向にあり、21SMAも下落している。

上昇している200SMAと21SMAがデッドクロスすると、さらなる相場環境の悪化が心配される。