トランプ大統領、米国のビットコイン準備金を正式に設立

仮想通貨（暗号資産）は買いが優勢。ビットコイン（BTC）、イーサリアム（ETH）は共に下落した。

トランプ大統領は7日、政府が押収したビットコインを使って「戦略的ビットコイン準備金」を設立する大統領令に署名した。サックス仮想通貨特命官は、「この準備金のビットコインは売却せず、価値を保つために保管する」と説明。これにより、2.6兆円相当の売り圧力が市場から消えると期待されている。

また、政府が保有するビットコインの正確な量を確認するため、全面的な調査も指示された。さらに、「米国デジタル資産備蓄」と呼ばれる新たな仕組みも設立され、押収された仮想通貨の管理を強化する方針だ。追加のビットコイン購入も検討されるが、納税者に負担をかけない方法が条件となる。

4時間足チャート（BTCUSDT）

BTCUSDTを4時間足チャートで見ると、価格は連日上下激しく、21期間移動平均線（SMA）を中心に波打っている様子がわかる。RSIは50付近で方向感はないが、200SMAは下落傾向にあり、今後中長期的には下落していく可能性が十分ある。

本日の仮想通貨サミットの内容は価格に大きく影響を与えるだろう。