アリゾナ州、ビットコイン準備金創設法案を可決して知事署名待ち

仮想通貨（暗号資産）は売りが優勢。ビットコイン（BTC）、イーサリアム（ETH）は共に下落した。

アリゾナ州議会は、BTC準備金に関する2法案（SB1025・SB1373）を可決し、現在ケイティ・ホブス知事の署名を待っている。SB1373は州財務官が管理する「デジタル資産戦略準備金基金」を設立し、最大10%をBTCなどに投資できるようにするもの。SB1025は、公的年金資金の最大10%を仮想通貨へ投資できる権限を認める内容だ。成立すれば、州政府が公式にBTCなどを保有する画期的な前例となり、他州にも影響を及ぼす可能性がある。

ただし、ホブス知事は現在、障害者支援資金問題を理由に全法案への拒否権行使を宣言しており、成立は依然不透明だ。

日足チャート（BTCUSDT）

BTCUSDTを日足チャートで見ると、直近は勢いが失速してきているが21日期間移動平均線（SMA）は上昇しており、200SMAに迫ってきている。数日間の停滞で21SMAの上昇は順調にはいかないだろうが、RSIは依然高い買い圧を維持しており、ゴールデンクロスの可能性も十分にあるだろう。

94,000ドルのレジスタンスラインを突破できるかどうかに注目だ。