デロイト、トークン化不動産市場は2035年までに4兆ドル規模と予測

デロイト、トークン化不動産市場は2035年までに4兆ドル規模と予測

2025.04.28

NEW
デロイト、トークン化不動産市場は2035年までに4兆ドル規模と予測

相場概況

仮想通貨(暗号資産)は売りが優勢。ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)は共に下落した。

デロイト金融サービスセンターは24日、トークン化技術により不動産投資が大きく変革し、2035年までに市場規模が4兆ドル(約575兆円)に達する可能性があると発表した。不動産のデジタル化は、運用効率向上、小口投資家の参入拡大、管理コスト削減など多くのメリットをもたらすと指摘している。

予測では、私募不動産ファンド、証券化ローン、未開発地・建設中プロジェクトのトークン化が主な成長領域となり、年平均成長率27%で拡大する見通し。Kin Capitalによる1億ドル規模の不動産債務ファンド立ち上げ例なども紹介され、ポートフォリオの柔軟なカスタマイズが可能になると期待される。一方で、債務不履行時の対応や資産管理方法には課題も残ると指摘された。

チャート分析

4時間足チャート(BTCUSDT)

チャート分析

BTCUSDTを4時間足チャートで見ると、先週の価格は急上昇したが、現在は落ち着いており、21期間移動平均線(SMA)を中心に価格はやや下落気味だ。もし、このまま下落が続く場合は、92,000ドルのサポートラインが一つの到達の目安となる。

RSIは60手前と依然として買い圧が高い状態が続いており、相場の回復に期待したい。

今後の主な経済指標

  1. 29日21:30【米国】卸売在庫(前月比)(速報)
  2. 29日22:00【米国】S&Pケースシラー住宅価格(20都市)(前年比)
富坂 昇(とみさか・のぼる)
富坂 昇(とみさか・のぼる)

著者:富坂 昇(とみさか・のぼる)

著者:富坂 昇(とみさか・のぼる)

数理モデルに基づくゲノム解析の研究からプライベート・エクイティ・ファンドの運営に携わった後、独立。デリバティブ取引とオプション取引で得た知見を基に、暗号資産取引における分散と確率、標準偏差に依拠した独自のトレード手法を確立する。現在のテーマは「アルトコインとミームコインの相克」。