米上院民主党、トランプ氏らの仮想通貨活動を制限する法案を提出

仮想通貨（暗号資産）は売りが優勢。ビットコイン（BTC）、イーサリアム（ETH）は共に下落した。

米上院の民主党議員20名は、トランプ大統領や政府高官、その家族が仮想通貨を発行・推奨・後援することを禁止する法案「End Crypto Corruption Act of 2025」を提出した。ジェフ・マークリー議員とチャック・シューマー議員が主導し、大統領、副大統領、閣僚、議員およびその家族が対象だ。この法案は、公職者が仮想通貨を通じて利益を得ることを防ぐことを目的としており、特にトランプ氏がミームコイン「TRUMP」で家族と共に利益を得た疑惑に対応。違反者には罰金や懲役が科される可能性があるが、政府の仮想通貨推進には影響しない。

共和党が多数派を占める上院での可決は難しいと見られているが、民主党は「利益相反防止」を強調し、トランプ氏らの個人活動への規制を求めている。

4時間足チャート（BTCUSDT）

BTCUSDTを4時間足チャートで見ると、先週の上昇は週末にかけて落ち着きを見せ、価格は横ばいとなって推移している。21移動平均線（SMA）が急激に上昇しているが、このままサポートとして機能するか、価格が下抜けしてしまうかが一つのポイントになりそうだ。

RSIは60付近と依然として買い圧が強い状態にあり、上昇が再開する可能性は十分にあるだろう。