2025.05.14
仮想通貨(暗号資産)は買いが優勢。ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)は共に上昇した。
アリゾナ州のケイティ・ホブズ知事は12日、仮想通貨関連法案3件のうち2件に拒否権を行使し、ビットコインを州の準備金や年金基金で保有可能にする案を退けた。特に注目されていた「SB1373」は、押収した仮想通貨を管理する準備金口座を創設する内容だったが、市場の価格変動リスクを理由に却下された。また、州機関が罰金や手数料の支払いに仮想通貨を受け入れる「SB1024」も、「リスク排除が不十分」として拒否。一方、唯一署名されたのは仮想通貨ATMの利用を規制する「HB2387」で、詐欺対策や取引制限が盛り込まれている。
今回の対応により、アリゾナ州も他州と同様、仮想通貨を準備金として正式に採用する動きを当面見送る形となった。
日足チャート(ETHUSDT)
ETHUSDTを日足チャートで見ると、21日移動平均線(SMA)付近で推移していた価格は8日に急上昇した。現在は200SMAで頭打ちして価格は推移している。ETHのここまでの急上昇は米国でBTC準備金法案が一部の州で採用され、市場全体の上昇圧力があったことや、ETH自身の度重なるアップデートにより、再評価されたことが考えられる。
RSIは80付近と完全に過熱状態であり、200SMAの突破を期待したい。