2025.06.02
仮想通貨(暗号資産)は売りが優勢。ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)は共に下落した。
米ラスベガスで開催された「BTC2025」には、政治家や業界関係者が集結し、BTCを軸に幅広い議論が交わされた。最大の注目はバンス米副大統領の講演で、「ビットコイナーたちは今後の選挙で政治的影響力を持つ存在になる」と発言。政治への関与を呼びかけた。イベント全体では「自由」というテーマが繰り返し登場し、ストラテジー社のセイラー氏や釈放されたロス・ウルブリヒト氏も、自由や分散化の重要性を語った。
また、仮想通貨に関する規制や政策議論も活発に行われた。SECのピアース委員、ルミス上院議員、スタイル下院議員らがステーブルコインや市場構造の法整備について登壇。トランプ政権からはハインズ氏やサックス氏がBTC政策の方向性を示し、財政に負担をかけずに国家備蓄を進める構想も紹介された。
4時間足チャート(BTCUSDT)
BTCUSDTを4時間足チャートで見ると、下落が継続しており、現在は21移動平均線(SMA)をサポートラインとしている。このまま下落が継続すれば、21SMAが200SMAへとデッドクロスし、本格的に下落傾向に入る可能性も考えられる。RSIは5月31日に記録した30付近の売られすぎからは回復しており、市場は落ち着き始めたことを示唆している。
直近の価格変動はトレンド転換に影響するため、注目していきたい。