テキサス州、全米3番目の「BTC保有州」へ前進

テキサス州、全米3番目の「BTC保有州」へ前進

2025.06.03

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テキサス州、全米3番目の「BTC保有州」へ前進

相場概況

仮想通貨(暗号資産)は売りが優勢。ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)は共に下落した。

テキサス州議会上院は5月31日、州政府がBTCを準備資産として保有することを認める「上院法案21号(SB21)」の協議委員会報告書を賛成多数で採択した。今後は州知事アボット氏の署名を経て成立見込みで、ニューハンプシャー州、アリゾナ州に続く全米3例目の「BTC保有州」となる可能性が高まっている。SB21は、「テキサス戦略的BTC準備金」の設立を定め、州として仮想通貨への投資を初めて明文化。5,000億ドル以上の時価総額を持つ仮想通貨が対象で、準備金は州会計監査官が管理し、専任の諮問委員会が運用を指導する。

初期投資は数千万ドル規模が想定され、購入タイミングや額は明確な投資基準に基づいて判断される。

チャート分析

日足チャート(BTCUSDT)

チャート分析

BTCUSDTを日足チャートで見ると、21日移動平均線(SMA)に頭を抑えられる形で横ばいとなって推移している。RSIは50付近でローソク足の幅も小さいことから売り買いが拮抗していることがわかる。

中期的には21SMAは200SMAに5月初旬にゴールデンクロスしており、上昇傾向にあることを期待したい。

今後の主な経済指標

  1. 3日23:00【米国】製造業新規受注(前月比)
  2. 3日23:00【米国】耐久財受注(前月比)(確報)
富坂 昇(とみさか・のぼる)
富坂 昇(とみさか・のぼる)

著者:富坂 昇(とみさか・のぼる)

著者:富坂 昇(とみさか・のぼる)

数理モデルに基づくゲノム解析の研究からプライベート・エクイティ・ファンドの運営に携わった後、独立。デリバティブ取引とオプション取引で得た知見を基に、暗号資産取引における分散と確率、標準偏差に依拠した独自のトレード手法を確立する。現在のテーマは「アルトコインとミームコインの相克」。