米下院農業委、DeFi開発者の責任明確化し、CLARITY法案を可決

米下院農業委、DeFi開発者の責任明確化し、CLARITY法案を可決

2025.06.11

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米下院農業委、DeFi開発者の責任明確化し、CLARITY法案を可決

相場概況

仮想通貨(暗号資産)は買いが優勢。ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)は共に上昇した。

米下院農業委員会は10日、仮想通貨の包括的規制法案「CLARITY法案」を47対6で可決した。SECとCFTCの監督範囲を明確にし、取引所に顧客資産の分別管理や情報開示を義務付ける。追加修正では、DeFi開発者や非管理型プラットフォームを送金業者と見なさないことが明記され、技術者の責任が限定された。法案には、自己保管を行わないソフトウェア提供者への不当な規制を防ぐ「ブロックチェーン規制確実性法」も組み込まれた。

今後は金融サービス委員会での審議を経て、下院本会議に進む予定だ。

チャート分析

4時間足チャート(BTCUSDT)

チャート分析

BTCUSDTを4時間足チャートで見ると、11万ドルで頭を抑えられながら横ばいとなって価格は推移している。11万ドルドルは投資家にとって重要なラインであり、ここが一つの売り買いが拮抗する局面になるのだろう。

21期間移動平均線(SMA)、200SMAは共に上向きであり、RSIも65付近と買い圧が強く、非常に期待が持てる相場環境である。

今後の主な経済指標

  1. 11日21:30【米国】消費者物価指数(CPI)(前年比)
  2. 11日23:30【米国】原油在庫(前週比)
富坂 昇(とみさか・のぼる)
富坂 昇(とみさか・のぼる)

著者:富坂 昇(とみさか・のぼる)

著者:富坂 昇(とみさか・のぼる)

数理モデルに基づくゲノム解析の研究からプライベート・エクイティ・ファンドの運営に携わった後、独立。デリバティブ取引とオプション取引で得た知見を基に、暗号資産取引における分散と確率、標準偏差に依拠した独自のトレード手法を確立する。現在のテーマは「アルトコインとミームコインの相克」。