2025.06.13
仮想通貨(暗号資産)は売りが優勢。ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)は共に下落した。
米証券取引委員会(SEC)は6月12日、DeFiと仮想通貨カストディを対象とする複数の規制案を正式に撤回したと発表した。これらは前ゲンスラー委員長時代に策定されたもので、DeFiプラットフォームの証券取引所登録義務化や注文執行の競争入札制度、取引データ開示強化などが含まれていた。新たに就任したアトキンス委員長は、これらの提案を「経済的自由や私有財産権に反する」とし、規制方針の大幅な転換を表明。9日に開催されたDeFi円卓会議では、企業がオンチェーン商品を迅速に市場導入できる「イノベーション免除」制度の導入を検討していることも明かされた。
アトキンス氏は、マイナーやステーキング事業者が証券法の適用対象外であるとの立場を示し、今後は正式な規則化を目指す方針だ。
4時間足チャート(BTCUSDT)
BTCUSDTを4時間足チャートで見ると、12日から急落し、10万4,000ドルで価格は落ち着いた。21期間動平均線(SMA)、200SMAを一気に下回り、RSIは30付近で売られ過ぎの状態である。
しかし、ここまでの下落を記録しても、10万ドルを維持できている点は底堅さが伺える。