2025.06.19
仮想通貨(暗号資産)は売りが優勢。ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)は共に下落した。
トランプ大統領は19日、米上院が可決した仮想通貨規制法案「GENIUS法」に関する声明で、同法を「信じられないほど素晴らしい」「純粋な天才」と称賛し、米国を仮想通貨の揺るぎないリーダーに押し上げる内容だと高く評価した。GENIUS法はステーブルコイン規制に焦点を当てた連邦初の包括的法案で、上院では51対23の超党派支持を得て可決された提出者のビル・ヘイガティ上院議員(共和)は、法案が米ドルの優位性を固め、顧客保護と債券市場強化につながると述べた。
大統領は下院に対して「遅延なし、追加なし」で迅速にクリーンバージョンを可決するよう要求している。一方、下院ではSTABLE法案の審議も控える中、今後の動向が注目される。
4時間足チャート(BTCUSDT)
BTCUSDTを4時間足チャートで見ると、16日に大きく上昇したものの価格は下落し、10万4,000ドル付近を維持して価格は推移している。14日に21期間移動平均線(SMA)が200SMAにデッドクロスしており、下落トレンドに入っている可能性も考えられるだろう。
しかし、直近では相場概況で触れたような米国で仮想通貨規制法案の進捗や、世界各国でも前向きな仮想通貨の動きが見られており、相場が回復する兆しは存在している。