アリゾナ州、押収仮想通貨を活用した準備金法案を僅差で可決し、下院審議へ

仮想通貨（暗号資産）は売りが優勢。ビットコイン（BTC）、イーサリアム（ETH）は共に下落した。

アリゾナ州上院は19日、BTC準備金法案「HB2324」を16対14の僅差で可決した。同法案は一度否決されたが再審議により復活し、現在は下院での審議を控えている。内容は犯罪捜査で押収された仮想通貨を活用し、司法長官事務所、州一般基金、新設される準備基金へ資金を分配する仕組みを定めている。これは、トランプ大統領が署名したBTC準備金の大統領令と類似している点も注目される。5月にケイティ・ホブズ州知事は類似法案を拒否したが、今回の法案は押収済み資産を使う点で従来案とは異なる。売却時期や管理方法に柔軟性を持たせ、安全なデジタルウォレットで保有資産を管理する体制も整備予定。

本法案が成立すれば、同州における仮想通貨政策は新たな段階へと進む見通しだ。

日足チャート（BTCUSDT）

BTCUSDTを日足チャートで見ると、直近1週間はやや下落気味になりながらも横ばいで価格は推移している。5月初旬からの動きを見ると、10万3,000ドル付近をサポートラインに価格は推移していることがわかる。

21日移動平均線（SMA）、200SMAは横ばいでRSIも50であり、しばらく相場に大きな動きはないように見えるが、今後の経済動向に注目だ。