2025.06.25
仮想通貨(暗号資産)は買いが優勢。ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)は共に上昇した。
FRBのパウエル議長は24日、下院金融サービス委員会での証言において、仮想通貨規制法案の審議が進んでいることを「良いこと」と評価し、特にステーブルコインについては「米国には規制の枠組みが必要」と述べた。ステーブルコインの規制を盛り込んだ「GENIUS法」は上院で可決済みで、市場も注目している。また、FRBが仮想通貨を保有する法的権利について質問を受けたパウエル氏は「権利はなく、今後も求めるつもりはない」と明言。さらに、FRBは23日に銀行監督における審査項目から風評リスクを削除する方針を発表しており、仮想通貨企業が銀行サービスを受けやすくなる可能性も示唆された。
パウエル氏は「銀行は自らの判断で仮想通貨企業と自由に取引できる」とし、適切な管理下での活動を容認する姿勢を示している。
4時間足チャート(BTCUSDT)
BTCUSDTを4時間足チャートで見ると、昨日に引き続き価格は上昇し、200期間移動平均線(SMA)を上回ることに成功したところで上昇は落ち着いた。RSIも65付近で買いの過熱を示しており、イラン・イスラエルの停戦合意を受け、リスクオフの流れが止まったことが伺える。
21SMAも上昇傾向となった。相場が回復した場合は200SMAとのゴールデンクロスも期待できるだろう。