FHFA局長、住宅ローンに仮想通貨を資産として評価する提案を命令

FHFA局長、住宅ローンに仮想通貨を資産として評価する提案を命令

2025.06.26

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FHFA局長、住宅ローンに仮想通貨を資産として評価する提案を命令

相場概況

仮想通貨(暗号資産)は買いが優勢。ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)は共に上昇した。

米連邦住宅金融局(FHFA)のウィリアム・パルテ局長は26日、ファニーメイとフレディマックに対し、住宅ローン審査で仮想通貨を資産評価に加える提案書の準備を指示した。パルテ氏はこの決定を「トランプ大統領の仮想通貨中心国家構想に基づくもの」とXで説明した。両公社はこれまで、貯蓄や上場株式は評価対象としつつ、仮想通貨は除外していた。だが今回の指示で、価格変動が大きい仮想通貨も審査資産に含まれる可能性が出てきた。パルテ局長はビットコインとソラナを個人保有する仮想通貨推進派で、住宅ローン申請要件として仮想通貨の扱いを検討すると24日に発言していた。

今後は、担保対象となる仮想通貨の種類や評価基準の策定が焦点となる。

チャート分析

4時間足チャート(BTCUSDT)

チャート分析

BTCUSDTを4時間足チャートで見ると、昨日も引き続き価格は上昇し、10万7,000ドルに位置している。21期間移動平均線(SMA)が急上昇し、200SMAにゴールデンクロス間近になった。

イランイスラエル情勢の悪化により価格の下落はあったが、底堅く折り返した。 RSIも70付近となっており、今後上昇トレンドに入ることは十分に期待できるだろう。

今後の主な経済指標

  1. 26日21:30【米国】実質GDP(前期比年率)(確報)
  2. 26日21:30【米国】新規失業保険申請件数
富坂 昇(とみさか・のぼる)
富坂 昇(とみさか・のぼる)

著者:富坂 昇(とみさか・のぼる)

著者:富坂 昇(とみさか・のぼる)

数理モデルに基づくゲノム解析の研究からプライベート・エクイティ・ファンドの運営に携わった後、独立。デリバティブ取引とオプション取引で得た知見を基に、暗号資産取引における分散と確率、標準偏差に依拠した独自のトレード手法を確立する。現在のテーマは「アルトコインとミームコインの相克」。