2025.06.27
仮想通貨(暗号資産)は売りが優勢。ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)は共に下落した。
米連邦地裁のトーレス判事は26日、リップル社とSECが提出した差し止め命令解除の再申請を却下した。両者は制裁金の削減と恒久的命令の取り消しを求めていたが、判事は「公共の利益」に反すると判断した。再申請は内容に目立った変更がなく、1.25億ドルの制裁金を巡る和解案も、前回と同様に退けられた。裁判所は、状況が変わっていないにもかかわらず命令の撤回を求める姿勢に疑問を呈した形だ。リップル側は「控訴継続か取り下げか、二者択一を突きつけられた」と説明。
XRPの非証券性は維持されており、通常業務への影響はないとしている。長期化する訴訟の分岐点となる判断といえる。
4時間足チャート(BTCUSDT)
BTCUSDTを4時間足チャートで見ると、昨日はわずかに前日よりも下落したが、21期間移動平均線(SMA)は200SMAにゴールデンクロスした。今後は21SMAをサポートラインに上昇し10万8,000ドルを上回ることができれば、明確に上昇トレンド入りしたと言える。
一方で、21SMAを下回る場合は、再度レンジ相場に突入する可能性がある。