2025.09.01
仮想通貨(暗号資産)は売りが優勢。ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)は共に下落した。
暗号資産投資企業Riverの分析によると、2025年に入り企業のビットコイン購入ペースが新規供給量の約4倍に達している。ビットコイン・トレジャリー企業は1日平均1,399BTC、その他の企業も356BTCを取得し、合計1,755BTCを購入。新規供給450BTCを大きく上回る需要が発生している。25日時点で企業保有量は約130万BTC(総供給量の6.2%)に拡大。背景には、会計基準変更により仮想通貨の含み益をバランスシートに計上できるようになったことがある。最大の保有企業ストラテジー社は最新の買い増しで総保有量を63万BTC超に増加させた。
インフレヘッジや分散投資手段としての評価が企業需要を押し上げている。
日足チャート(BTCUSDT)
BTCUSDTを日足チャートで見ると、8月中旬から始まった下落が継続し、サポートラインであった10万8千ドルを下回った。このまま下落が続く場合、10万5千ドルが一つのサポートラインとなるが、これも下回る場合は、10万ドルまで下落する可能性も出てくる。
200日移動平均線(SMA)に価格や21SMAがデッドクロスした場合に相場環境は更に悪化する可能性があり、今後の動きに注目だ。