セキュリタイズがEUで取引決済認可取得

セキュリタイズがEUで取引決済認可取得

2025.11.27

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セキュリタイズがEUで取引決済認可取得

相場概況

仮想通貨(暗号資産)は買いが優勢。ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)は共に上昇した。

証券トークン化プラットフォームのセキュリタイズは、スペイン国家証券市場委員会(CNMV)から取引決済システムの運営認可を取得し、欧州連合(EU)全域でサービス提供が可能になった。これにより同社は、米国とEUの両方でライセンスを保有する唯一の企業となる。新システムはアバランチ(AVAX)上で稼働し、即時決済と機関投資家向けアーキテクチャを備える。セキュリタイズはすでにEU主要国で投資会社ライセンスをパスポート化済みで、今回の承認で市場インフラの運営が可能となった。CEOカルロス・ドミンゴ氏は「世界の二大金融市場を結ぶ独自の位置を確立した」と述べ、初のトークン証券発行を2026年初頭に予定。

ブラックロックのBUIDLファンド発行企業としても知られ、運用資産は40億ドルを超える。

チャート分析

日足チャート(BTCUSDT)

チャート分析

BTCUSDTを日足チャートで見ると、22日を底値に価格は回復し始めて、91,000ドルに到達した。RSIもまだ40と売り圧が強めだが20付近の状態が続いていたため、購入意欲が戻ってきている。次のポイントになるのは21日移動平均線(SMA)だ。

21SMAを上抜けできるか、頭を抑えられて下落に転じるかに注目したい。

今後の主な経済指標

  1. 28日 8:30【日本】完全失業率
富坂 昇(とみさか・のぼる)
富坂 昇(とみさか・のぼる)

著者:富坂 昇(とみさか・のぼる)

著者:富坂 昇(とみさか・のぼる)

数理モデルに基づくゲノム解析の研究からプライベート・エクイティ・ファンドの運営に携わった後、独立。デリバティブ取引とオプション取引で得た知見を基に、暗号資産取引における分散と確率、標準偏差に依拠した独自のトレード手法を確立する。現在のテーマは「アルトコインとミームコインの相克」。