アーサー・ヘイズ氏、ビットコインは通貨切り下げ考慮で「最強の資産」と強調

アーサー・ヘイズ氏、ビットコインは通貨切り下げ考慮で「最強の資産」と強調

2025.09.15

アーサー・ヘイズ氏、ビットコインは通貨切り下げ考慮で「最強の資産」と強調

相場概況

仮想通貨(暗号資産)は買いが優勢。ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)は共に上昇した。

暗号資産アナリストのアーサー・ヘイズ氏は13日、YouTube番組でBTCの長期的な優位性を改めて強調した。株式や金が最高値を更新する一方で、BTCが出遅れているとの見方に対し「通貨切り下げを考慮すれば、ビットコインは既に最高のパフォーマンスを上げている」と反論。短期的な停滞を問題視するのではなく、2年・5年といったスパンでの資産価値上昇を評価すべきと主張した。さらに、各国政府の金融緩和が再び進めばBTCは15万〜20万ドルに達する可能性があると予測。

FRBがトランプ政権の圧力で利下げに踏み切れば資金流入が加速し、強気サイクルは継続すると見通した。

チャート分析

4時間足チャート(BTCUSDT)

チャート分析

BTCUSDTを4時間足チャートで見ると、ここ2日間の価格は下落気味であったが、13日には21移動平均線(SMA)が200SMAにゴールデンクロスを実現した。

本日は価格は上昇しており、RSIは60以上と、上昇トレンドに入った可能性もある。下落気味の200SMAはまだ懸念要素になるが、中長期的には上昇していくことに期待したい。

今後の主な経済指標

  1. 15日 21:30【米国】ニューヨーク連銀製造業景気指数
富坂 昇(とみさか・のぼる)
富坂 昇(とみさか・のぼる)

著者:富坂 昇(とみさか・のぼる)

著者:富坂 昇(とみさか・のぼる)

数理モデルに基づくゲノム解析の研究からプライベート・エクイティ・ファンドの運営に携わった後、独立。デリバティブ取引とオプション取引で得た知見を基に、暗号資産取引における分散と確率、標準偏差に依拠した独自のトレード手法を確立する。現在のテーマは「アルトコインとミームコインの相克」。