フランスBPCE銀行が200万人向けに仮想通貨取引サービス開始へ

フランスBPCE銀行が200万人向けに仮想通貨取引サービス開始へ

2025.12.08

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フランスBPCE銀行が200万人向けに仮想通貨取引サービス開始へ

相場概況

仮想通貨(暗号資産)は買いが優勢。ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)は共に上昇した。

フランスの大手銀行BPCEは、傘下の4地域銀行の顧客約200万人を対象に、BTC)、ETH、ソラナ(SOL)、USDCの取引サービスを開始する計画を発表した。顧客は銀行アプリ上で直接売買でき、専用デジタル資産口座の月額手数料は2.99ユーロ、取引手数料は1.5%。運営は同社の仮想通貨子会社Hexarqが担当し、2026年までに全29地域銀行へ拡大する予定だ。欧州ではBBVAやサンタンデール銀行なども同様のサービスを展開しており、伝統金融機関によるデジタル資産業務の拡大が進む。

一方で、フランス議会は仮想通貨を富裕税の対象とする法改正案を審議中であり、規制強化の動きも並行して進んでいる。

チャート分析

4時間足チャート(BTCUSDT)

チャート分析

BTCUSDTを4時間足チャートで見ると、先週末は下落して9万ドルを下回っていたが、昨日夕方から上昇した。現在は、21期間移動平均線(SMA)をサポートラインに推移している。RSIはやや買い圧が強いが、200SMAは明確に下落傾向にあり、21SMAは横ばいと相場環境としては厳しい状況が続く。

直近は横ばいに推移しながらも、突然の価格変動が発生しているため、引き続き注意が必要だ。

今後の主な経済指標

  1. 10日 22:30【米国】雇用コスト指数(前期比)
富坂 昇(とみさか・のぼる)
富坂 昇(とみさか・のぼる)

著者:富坂 昇(とみさか・のぼる)

著者:富坂 昇(とみさか・のぼる)

数理モデルに基づくゲノム解析の研究からプライベート・エクイティ・ファンドの運営に携わった後、独立。デリバティブ取引とオプション取引で得た知見を基に、暗号資産取引における分散と確率、標準偏差に依拠した独自のトレード手法を確立する。現在のテーマは「アルトコインとミームコインの相克」。