米仮想通貨市場構造法案、ステーブルコイン利回り規制で最終局面へ

米仮想通貨市場構造法案、ステーブルコイン利回り規制で最終局面へ

2026.02.17

NEW
米仮想通貨市場構造法案、ステーブルコイン利回り規制で最終局面へ

相場概況

仮想通貨(暗号資産)は売りが優勢。ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)共に下落した。

トランプ政権が推進する仮想通貨市場構造法案(クラリティー法)を巡り、ホワイトハウスは銀行業界と仮想通貨業界に対し、最大の争点であるステーブルコイン利回り規制について3月1日までの合意を求めている。2月10日の第2回非公開協議では、利回り付与に反対してきた銀行側が特定の活動に基づく「例外的な報酬」を認める可能性に言及し、交渉に進展が見られた。スコット・ベッセント財務長官は法的枠組みの早期確定を優先すべきだと強調し、2026年中間選挙前の成立を目指す姿勢を示した。

今後の協議では報酬の範囲やDeFiへの影響が焦点となり、合意に至れば機関投資家資金の流入が期待される一方、決裂すれば規制整備の遅れが市場の不確実性を高める可能性がある。

チャート分析

4時間足チャート(BTCUSDT)

チャート分析

BTCUSDTを4時間足チャートで見ると、7日からしばらくは横ばいの状況が続いている。21期間移動平均線(SMA)も横ばい、RSIも多少の変動はあるが50付近で推移中だ。しかし、200SMAは明確に下落傾向を示しており、今の相場の落ち着きは一時的なものである可能性が高い。

引き続き不安定な相場が続くことを念頭に、価格の変動に注目したい。

今後の主な経済指標

  1. 17日 19:00【ユーロ圏】ZEW景況感指数
  2. 17日 22:30【米国】ニューヨーク連銀製造業景気指数
富坂 昇(とみさか・のぼる)
富坂 昇(とみさか・のぼる)

著者:富坂 昇(とみさか・のぼる)

著者:富坂 昇(とみさか・のぼる)

数理モデルに基づくゲノム解析の研究からプライベート・エクイティ・ファンドの運営に携わった後、独立。デリバティブ取引とオプション取引で得た知見を基に、暗号資産取引における分散と確率、標準偏差に依拠した独自のトレード手法を確立する。現在のテーマは「アルトコインとミームコインの相克」。