SBI金融経済研究所、ステーブルコインの3つの摩擦とデュアルシステム化を提起

SBI金融経済研究所、ステーブルコインの3つの摩擦とデュアルシステム化を提起

2026.03.27

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SBI金融経済研究所、ステーブルコインの3つの摩擦とデュアルシステム化を提起

相場概況

仮想通貨(暗号資産)は売りが優勢。ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)は共に下落した。

SBI金融経済研究所は、ステーブルコイン・トークン化預金・ホールセールCBDCを決済視点で分析し、構造的課題として「受容性」「償還」「台帳非互換」の3つの摩擦を提示した。異なる発行体やチェーン間での互換性欠如により流通効率が制約される点が共通課題であり、クロスチェーン技術でも完全解決には至らないと指摘。背景には日本銀行の当座預金トークン化や全銀ネットの新決済構想など、デジタルマネーの多層化が進む環境がある。レポートは、こうした問題は歴史的にも存在したとし、従来金融とブロックチェーン基盤が並存する「デュアルシステム化」が進むとの見方を提示。

その接続点としてトークン化預金やホールセールCBDCの重要性が増すと結論づけた。

チャート分析

4時間足チャート(BTCUSDT)

チャート分析

BTCUSDTを4時間足チャートで見ると、昨日は下落し200期間移動平均線(SMA)を下回り、68,000ドルまで下落した。200SMAは横ばいで価格は上下を繰り返しており、レンジ相場を形成している。

RSIも40付近と売り圧が強くなっているが、方向感は明確ではない。

今後の主な経済指標

  1. 26日 21:30【米国】新規失業保険申請件数
  2. 27日 23:30【米国】ミシガン大学消費者信頼感指数(確報)
富坂 昇(とみさか・のぼる)
富坂 昇(とみさか・のぼる)

著者:富坂 昇(とみさか・のぼる)

著者:富坂 昇(とみさか・のぼる)

数理モデルに基づくゲノム解析の研究からプライベート・エクイティ・ファンドの運営に携わった後、独立。デリバティブ取引とオプション取引で得た知見を基に、暗号資産取引における分散と確率、標準偏差に依拠した独自のトレード手法を確立する。現在のテーマは「アルトコインとミームコインの相克」。