イランのBTC通航料報道にギャラクシーが矛盾と技術的課題を指摘

イランのBTC通航料報道にギャラクシーが矛盾と技術的課題を指摘

2026.04.13

NEW
イランのBTC通航料報道にギャラクシーが矛盾と技術的課題を指摘

相場概況

仮想通貨(暗号資産)は売りが優勢。ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)は共に下落した。

Alex Thorn氏は、イランがホルムズ海峡の通航料をBTCで徴収しているとの報道について、複数の矛盾点を指摘した。Financial Times報道では制裁回避手段としてBTC利用が示唆された一方、Bloombergはステーブルコインや人民元決済の可能性に言及し、TRM Labsも大規模利用の証拠はないと分析。技術面でも「数秒送金・高プライバシー」という説明はオンチェーン取引と整合せず、仮にLightning Networkを用いたとしても、最大200万ドル規模の通航料には容量制約がある。こうした中、ギャラクシーはAISデータとブロックチェーン取引を照合し実態検証を進めている。

ソーン氏は、BTCは検閲耐性の観点で制裁回避に適し得るが、現時点では報道は断定できず、「デジタルゴールド」としての性質に注目すべきと結論付けた。

チャート分析

4時間足チャート(BTCUSDT)

チャート分析

BTCUSDTを4時間足チャートで見ると、21期間移動平均線(SMA)が200SMAにゴールデンクロスし、上昇トレンドに入ったかと思われていたが、価格は70,800ドル付近まで急落。背景としてはイランとアメリカの和平交渉が決裂したこと、ホルムズ海峡の封鎖等が考えられる。高まっていた買い圧も下がり、50を下回り売りが強くなっている。

世界情勢が大きく影響しており、今後も不安定な相場環境が続きそうだ。

今後の主な経済指標

  1. 13日 23:00【米国】中古住宅販売件数
  2. 14日 21:30【米国】生産者物価指数(PPI)(前年比)
富坂 昇(とみさか・のぼる)
富坂 昇(とみさか・のぼる)

著者:富坂 昇(とみさか・のぼる)

著者:富坂 昇(とみさか・のぼる)

数理モデルに基づくゲノム解析の研究からプライベート・エクイティ・ファンドの運営に携わった後、独立。デリバティブ取引とオプション取引で得た知見を基に、暗号資産取引における分散と確率、標準偏差に依拠した独自のトレード手法を確立する。現在のテーマは「アルトコインとミームコインの相克」。