2023.11.27
仮想通貨(暗号資産)は穏やかな値動き。ビットコイン(BTC)を始め主要銘柄はやや下げているものの、値動きはおおむね数%程度以内にとどまっており、大幅な値動きは見られない。
先週末、ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁が発言し、インフレ率の鈍化を認めつつも警戒を続ける旨が伝えられた。また、米国で購買担当者景気指数(PMI)が発表され、サービス部門は市場予想よりも強い結果だったものの製造業は弱く、強弱まちまちの内容だった。
仮想通貨市場はこれらに対して特段の反応を示さず、おおむね横ばいで推移している。バイナンス(Binance)関連の報道に関しても、市場は既に消化した模様だ。
1時間足チャート(BTCUSDT)
1時間足チャートを見ると、200期間移動平均線(SMA)は右肩上がりを維持しており、BTCUSDTは200期間SMA付近まで下落するたびに反発している。その一方、21期間SMAは横ばいからやや下落に転じており、頭の重たい展開だ。結果としてBTCUSDTは方向感が乏しく、次の材料が出るまで横ばいが続く可能性がある。
なお、RSIを見ると、直近で売られすぎの水準に到達したものの、ほどなくして反発した。現在の相場に過熱感は見られず、RSIの観点から見ても材料待ちといえそうだ。