主要アルトコインを物色する動き

主要アルトコインを物色する動き

2023.12.13

主要アルトコインを物色する動き

相場概況

仮想通貨(暗号資産)価格は全般的に弱い。直近24時間でビットコイン(BTC)もイーサリアム(ETH)も下落した。

明日、FOMC(連邦公開市場委員会)とECB(欧州中央銀行)の政策金利発表を控えており、市場参加者は仮想通貨に資金を投入しづらい可能性がある。利益確定売りが続いている模様で、明日以降の値動きに注目だ。

個別銘柄を見ると、カルダノ(ADA)が強く、直近1週間で30%以上の上昇を記録している。カルダノをめぐって注目を集めるニュースは伝えられておらず、主要なアルトコインを物色する動きが価格上昇の要因と考えられる。

チャート分析

日足チャート(ADAUSDT)

チャート分析

日足チャートを見ると、高値と安値をそれぞれ切り上げており、典型的な上昇トレンドを形成している。移動平均線(SMA)を見るとゴールデンクロスが示現しており、21日SMAは右肩上がり、200日SMAも上昇に転じており、上昇力は強いと考えられる。

なお、直近の価格は21日SMAとの乖離が大きく、押し目を作る動きに注意したい。RSIは買われすぎの水準にあるものの、押し目を作ると過熱感が解消される見込みだ。

今後の主な経済指標

  1. 13日 19:00【ユーロ圏】10月鉱工業生産
  2. 13日 22:30【米国】11月卸売物価指数
  3. 14日 4:00【米国】米連邦公開市場委員会、終了後政策金利発表
  4. 14日 4:30【米国】パウエル米連邦準備理事会議長、定例記者会見
  5. 14日 8:50【日本】10月機械受注
山本鉄壁
山本鉄壁

著者:山本鉄壁

著者:山本鉄壁

FXと仮想通貨をメインとし、投資歴は20年を超える。トレードで独立後に別のペンネームで書籍を出版したり投資雑誌に寄稿したりするなど活躍中で、主に英語メディアで日々最新情報をチェックしている。