2023.12.14
仮想通貨(暗号資産)価格は上昇。ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)も強い動きを示している。
本日未明、米FOMC(連邦公開市場委員会)が政策金利を発表し、市場予想通り据え置きだった。同時に発表された政策金利見通し(ドット・チャート)によると、2024年に3回の政策金利引き下げが見込まれており、9月時点の見通しと比べて引き下げ回数が増加している。
これを受けて、仮想通貨価格はおおむね上昇した。政策金利の引き下げは流動性の増加を意味し、仮想通貨価格にとってプラス要因とみなされている。市場は政策金利見通しを好感して仮想通貨を買い進めた模様だ。
1時間足チャート(BTCUSDT)
1時間足チャートを見ると、BTCUSDTは本日未明に42,000ドル付近のレジスタンスラインを上抜け、FOMCの発表後にさらに上値を伸ばした様子がわかる。その後、200期間移動平均線(SMA)付近で頭を押さえられる展開に転じた。
21期間SMAは200期間SMAの下を推移しているものの、右肩上がりに転じている。また、RSIは60台で推移しており、上昇圧力が見て取れる。明確な上昇トレンドを形成するためには、BTCUSDTが200期間SMAを明確に上回れるかどうかがポイントになるだろう。