2023.12.15
仮想通貨(暗号資産)価格はおおむね上昇したが、上昇率はやや低い。
仮想通貨ウォレットのLedger社は14日、同社のサービスが悪用されて仮想通貨が盗難されたことを発表した。Ledger社のウォレットは数多くのDapp等に対応しており、発表直後にBTC(ビットコイン)価格が急落する場面が見られた。しかし、悪意あるファイルは削除されており、BTCなど急落した銘柄の価格も元の水準に戻している。
その一方、米FOMC(連邦公開市場委員会)による政策金利引き下げ見通しが引き続き各種金融市場に影響を及ぼしており、仮想通貨市場にも資金が流入している模様だ。個別銘柄では、ソラナ(SOL)の上昇率が高い。
1時間足チャート(BTCUSDT)
1時間足チャートを見ると、BTCUSDT価格が一時的に急落したが、ほどなく元の水準まで回復している様子がわかる。直近の値動きは横ばいであるものの、材料が出るとトレンドを形成する可能性がありそうだ。
テクニカル指標を見ると、200期間移動平均線(SMA)と21期間SMAはともに横ばい、RSIも50付近を推移しており、トレンド形成の兆候は出ていない。直近の狭いレンジ相場を上下どちらの方向に抜けていくかが、今後の価格推移を占うポイントになるだろう。