2023.12.18
仮想通貨(暗号資産)は全面安。BTC(ビットコイン)もETH(イーサリアム)も直近24時間で2%前後下げている。
15日(金)にユーロ圏で製造業・サービス部門購買担当者景気指数が公表され、いずれも市場予想より弱い結果だった。また、米国でもニューヨーク連銀製造業景気指数など複数の経済指標が発表され、市場予想よりおおむね弱い数字であった。仮想通貨市場はこれらへの反応が乏しく、横ばいや下落で推移している。主な個別銘柄を見ると、カルダノ(ADA)とアバランチ(AVAX)の下げ幅がやや大きい。両銘柄は直近の数週間で価格を大きく伸ばしており、反動で下落している模様だ。
なお、明日は日銀金融政策決定会合の結果が公開される。内容によっては金融市場に大きな影響がありうるため、注意したい。
1時間足チャート(BTCUSDT)
BTCUSDTを1時間足チャートで見ると、高値と安値をともに切り下げており、下落トレンドの定義に合致している。反発局面では200期間移動平均線(SMA)に繰り返し頭を押さえられており、21期間SMAは右肩下がりで推移している。上昇に転じるには、BTCUSDTが200期間SMAを明確に超えられるかどうかがポイントになりそうだ。
RSIに目を転じると、おおむね50よりも低い値で推移しており、売られすぎの水準に到達する場面も見られる。RSIの観点でも、値動きの弱さが示されている格好だ。