ビットコインETF承認見通しの報道を受けて反発

ビットコインETF承認見通しの報道を受けて反発

2024.01.05

ビットコインETF承認見通しの報道を受けて反発

相場概況

仮想通貨(暗号資産)の主要銘柄の価格はおおむね反発。ビットコイン(BTC)もイーサリアム(ETH)も上げている。

複数のメディアがBTC現物のETF承認見通しについて報じ、主要銘柄は買いで反応した。報道によると、早ければ本日5日にも結果が公表されるかもしれない。一昨日には非承認に関する分析が注目されて価格を下げており、この反動で上げたと見ることも可能だ。

ただし、一昨日の下げを完全に回復するまでは上げておらず、市場はETF承認や承認後の価格上昇について懐疑的かもしれない。承認直後の価格変動については様々な予想が入り乱れており、報道にしばらく振り回される展開も予想可能だろう。

チャート分析

4時間足チャート(BTCUSDT)

チャート分析

BTCUSDTは振れ幅が大きく、200期間移動平均線(SMA)まで下げた際に反発したものの、21期間SMAに頭を押さえられる展開。結果として、値動きは大きいながらも徐々に落ち着きを見せつつある。価格が上下どちらのSMAを抜けるかによって、今後の値動きの展望を描けるだろう。

なお、RSIは50付近に位置しており、過熱感は全くない。材料が出れば、上昇にも下落にも大きく動く余地がある。

今後の主な経済指標

  1. 5日 19:00【ユーロ圏】11月卸売物価指数(PPI)
  2. 5日 19:00【ユーロ圏】12月消費者物価指数(HICP)
  3. 5日 22:30【米国】12月失業率
  4. 5日 22:30【米国】12月平均時給
  5. 5日 22:30【米国】12月非農業部門雇用者数変化
  6. 6日 0:00【米国】11月製造業新規受注
  7. 6日 0:00【米国】12月ISM非製造業景況指数(総合)
山本鉄壁
山本鉄壁

著者:山本鉄壁

著者:山本鉄壁

FXと仮想通貨をメインとし、投資歴は20年を超える。トレードで独立後に別のペンネームで書籍を出版したり投資雑誌に寄稿したりするなど活躍中で、主に英語メディアで日々最新情報をチェックしている。