相場を動かすイベントがなく穏やかに下落

相場を動かすイベントがなく穏やかに下落

2024.01.22

相場を動かすイベントがなく穏やかに下落

相場概況

仮想通貨(暗号資産)は下落。ビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)も安い。

先週はBTC現物ETFの残高減少が話題に上ったものの、相場全体を大きく動かす材料に欠く状態が続いた。週末から本日にかけてもこの流れが続き、BTCは狭い範囲の値動きが続いている。

大きな値動きはトレーダーにとって望ましいものの、仮想通貨のデメリットだとしばしば指摘されてきた。長期保有で安定的な運用を望む層にとって、過度な値動きはデメリットとなりうる。安定的な値動きや適度な調整は、将来的なBTC保有者増加にとって必要な動きかもしれない。

チャート分析

日足チャート(BTCUSDT)

チャート分析

BTCUSDTを日足チャートで見ると、価格は緩やかに下落してサポートライン上を推移している。200日移動平均線(SMA)は依然として右肩上がりだが、21日SMAはわずかに右肩下がりに転じており、相場は弱い。サポートラインを明確に下抜ける場合、37,500ドル付近に次のサポートラインがあり、さらにその下には200日SMAも控えている。これらが下値目途になりそうだ。

RSIに目を転じると、こちらも下落基調で推移している。しばらく下目線で相場を見ることになるかもしれない。

今後の主な経済指標

  1. 23日 0:00【米国】景気先行指標総合指数
  2. 23日 【日本】日銀金融政策決定会合、終了後政策金利発表
  3. 23日 【日本】日銀展望レポート
  4. 23日 15:30【日本】植田和男日銀総裁、定例記者会見
山本鉄壁
山本鉄壁

著者:山本鉄壁

著者:山本鉄壁

FXと仮想通貨をメインとし、投資歴は20年を超える。トレードで独立後に別のペンネームで書籍を出版したり投資雑誌に寄稿したりするなど活躍中で、主に英語メディアで日々最新情報をチェックしている。