2024.01.23
仮想通貨(暗号資産)は全面安。ビットコイン(BTC)は1.7%の下落、イーサリアム(ETH)は2.8%下げた。
現物ETF「GBTC」によるBTC売りが指摘されており、市場はこれが下落の主要因だと考えている模様。BTCの下落に引きずられる格好で、アルトコインも下げている。直近で仮想通貨価格を大きく押し上げるイベントは想定されておらず、価格の下げ止まりはGBTCによる売り圧力の緩和待ちになるかもしれない。
仮想通貨情報サイト「CoinGlass」によると、当記事執筆時点でのBTC現物ETF全体の時価総額は241億ドルである。2024年1月18日時点で265億ドルだったことから、24億ドルの減少となっている。
4時間足チャート(BTCUSDT)
BTCUSDTを4時間足チャートで見ると、21期間移動平均線(SMA)は右肩下がりで、200期間SMAの下を推移している。価格は21期間SMAに接すると下げ足を速める流れができており、典型的な下落トレンドだ。この動きが続く場合、現在の反発で21期間SMAに到達すると、再び下落する可能性がある。
この動きが終了して上昇トレンドに転換するためには、価格が21期間SMAを明確に上回る必要がある。どこまで下落が続くか、そしてどの時点で上昇に転じるか、注目だ。